昔流行ったあのおもちゃ!

スロットカー


神戸の宝石  その5

日曜の昼下がり。 CUROUTOメンバーの方々に加え、ゲストも揃ったのでここで一発余興など。 BSTでレース後にたまにやっているチキンレースをやることにした。 このBST的チキンレース、大小800のスロットカー団体からなるユナイテッド・スロットカー・オーガニゼーション(通称U.S.O.800...)からも認定されている国際格式のレースでもあるようなないような。 ルールは簡単。 まず第1走者がコースを1周して基準タイムを出す。 第2走者からはタイムを更新すればオッケーだが、コースアウトした時点で失格。 最後の1名が残るまで延々と行うというゲームである。 当然次第にタイム更新が難しくなるので、攻めればコースアウトしやすくなるし、無難に走っているとなかなかタイム更新できずに自爆!というパターンにもなりやすい。 実際にやってみていただければわかると思うが、かなりの神経戦でもある。 なのでチキンレースである。 なお今回、エントリーフィーはスロット育英基金にプールされ、その後恵まれないスロットレーサーにスロット奨励金として支給されるという、心温まるチャリティーレースとなった....? CUROUTOからは4名、ゲストが5名という錚々たるカモ...いや顔ぶれである。 CUROUTOのコースは逆転スイッチが付いていてすぐに切り替えができる。 しかし逆周回はほとんど使ったことがないということであった。 それじゃ逆周回でなるべく誰も走らせていないクルマで...ということで、ワタシの持っていったSCXのインプレッサを使うことにした。 「何やってんや!もっと握らんかい!」 「あ〜、堅いなあ...そこでギュッと!」 「まったく...シロートかいな...」 暖かい声援に励まされつつ2回戦ほど。 梅さんがみごと1勝。 ワタシは自分のクルマなのにコテッと速攻で失格となってしまった。 意外に盛り上がり、かなり熱くなってきたのでちとクールダウンのため中断。 源さんがコーヒーとお菓子を差し入れてくれたので、ちょうどいいブレイクとなった。 昨日の耐久ではあまりお話できなかったが、メンバーの皆さんともいろいろと四方山話。 どちらかというとスロットにはまったく関係ない話のほうで盛り上がる。 時刻はそろそろ15:00を回った。 名残惜しいが、そろそろ帰路につかなければならない時間も迫ってきたので、チキンレース、もう1回戦でお開きということになった。 使用するクルマはCUROUTOメンバー氏のコルベットGS。これはかなりよく走る。 ここでハードルを上げる。 「おっちゃん、せっかくだからチャリティーの趣旨にのっとってエントリーフィーを2倍にしましょうか。」 「おう、そうやな!」 「んじゃついでにブレーキ回路外しちゃって、ノーブレーキ・デスマッチルールでいきます?」 「うん...まあ、ええやろ」 ....しめた。 俄然本気になる。今日は帰りの運転もあるので1滴も飲んでいない。 とりあえずラスト2名まで残ったが、ルールの不明確な点があったためキャリーオーバーとして仕切りなおし。 ラストマッチである。 結局CUROUTOの若きホープ、ニヒルなワタやんとワタシが生き残り、タイマン勝負となる。 二人で少しずつタイムを更新していくが、ワタシは計測区間で微妙にスピードをコントロールしてほんの少しだけタイムを上げて、相手のミスを待つという作戦に出る。 しかしワタやん、ノーブレーキ・デスマッチは始めてのはずなのだが喰らい付いてくる。 若いがスロット歴はかなりのもの。 「フライ返し」という空中殺法を必殺技にもつ猛者である。 ワタシはそろそろ疲れてきたので集中力が切れてきた。 ここでに勝負に出る。 入魂の1ラップで一気にタイム更新!と思ったが、さすがに少しだけしか上回らなかった。 次、ワタやん。 こりゃやられたかなあと思っていると....意外なところで、コテッ!コースアウト! ラッキ〜! この時点でワタシの勝ちとなった。 「あ!ずり〜!」 「...なんかハメられた気がする...」 「前からうさんくさいと思ってたが...」 「まあ、勝たせてやったんや...」 「次はチキンレース用のクルマ、用意しといたる!」 まいど!(笑) さて、そろそろ引き際である。 楽しい時間というのはいつもあっという間である。 おっちゃんやメンバーの皆さんにお礼を言ってコースを後にする。 おっちゃん、駐車場まで見送ってくれる。 梅さんの車に乗り込む前に、おっちゃんに深く一礼した。 なんだか、おっちゃんの顔がまともに見られない。 握手をする。 「....また来ます...」 「.....また来いや....」 ミラーの中のおっちゃんの姿が小さくなる。 もう夕暮れである。 神戸の街が少しにじんで見えた。 梅さんもさっきから黙って前だけを見ている。 おしまい 後記 結局帰りも梅さんが運転してくれた。 途中名古屋あたりのジャンクションで... 「梅さん、これ左方面でしょ」 「でもナビは直進って出てるよ」 「いやそんな機械に頼ってたらダメっすよ。左ですよ」 「そうかあ....」 「あれ?これってなんか変じゃない?」 「...え?...あれ?京都方面って出てたなあ... ハハハ...間違えちゃった。もう一回神戸、行きます?」 .....バキッ!ダッシュ(走り出す様)